blind galleryを支える
メンバーたち

井川めぐみ
神道の家系に生まれ
自然から授かるエネルギーを、神道における神託「巫」を通して自身の内に透過させ、現実世界へと表現している。
人は生きる中でさまざまな「業」と向き合い、やがて光へと還ってゆく。
暗闇の中にある人が希望を失わず、光を見いだせるように──その願いを込めて、作品を通じて光を描き出している。

kaoruko
「わかりやすく伝える」を信条としたデザインの仕事に携わりながら、ある時、自分勝手に自由な表現をしたくなり思うままに筆を動かし始める。
長くデジタル中心だった表現形式を、アナログに持ち替えキャンバスに描き始める。
これまでに形成された癖や感覚を大切にしたまま、自分を固定して縛りつけていたものを外す作業、再構築を行いつつ、自分の中にある、おかしみと切なさの混じった感情や思考を表現することを目指す。

薫心顕乗
1995年、福岡県出身、北九州市在住。1996年、10ヶ月の時に化膿性髄膜炎により耳が聞こえなくなる(感音性難聴)。2008年、中学1年のころ知人より誘われ、水墨画家渡邊源蔵師(日本表現派元同人)に師事。
水墨画家として国内で作品展やライブパフォーマンスを多数行う。墨が生み出す白と黒のコントラストで濃淡や余白を生かした表現を描き、実家はお寺で幼少から見てきた水墨画を護りつつ発信する。
第24回国際公募国際墨画会展奨励賞入賞他

紫雲
数理学の博士号を取得した、数学とアートを融合させる切り絵アーティスト。
独学で始めた多層の切り絵によって、2次元の平面から多次元の世界を創出。完成された数学の“絶対性”と、筆のかすれのような手作業の“不完全さ”を融合させた独特の世界観が特徴です。国内外での展示や受賞歴も多数あり、著書『アートで魅せる数学の世界』で日本数学会出版賞を受賞するなど、数学と芸術の新たな可能性を切り開いている。

西水晶
パニック障害の発症が人生の契機となり、制作活動を開始。 静けさと余白を主軸に制作を行う。
本当に崖っぷちで頑張っているとき、誰にも助けを求められないとき、どうしようもなく消えたいとき──そんなときに寄り添ってくれるのは、励ましでも希望でもなく、同じだけの寂しさ。
そうした感情の深みに共鳴する“気配”を描き出すことを目指す。
語らず、叫ばず、ただ“そこにある”ことで、静かに寄り添う世界を表現する。

諸井謙司
佐賀を拠点に、人物や自然に宿る生命の根源的な力をテーマに制作している。古典技法に基づき、対象の形を深く観察し本質に迫る具象彫刻。ブロンズや石、木などの素材と対話し、自分の内なるイメージを解き放つ抽象彫刻。その両極を往還しながら、独自の造形言語によって鑑賞者の心に直接語りかける、力強く普遍的な世界を追求し続けている。

珱子
商業デザインを学び、広告デザイナーとして研鑽を積んだ後、家庭を機に創作の歩みを一時中断した。40代半ばに再び筆を執り、画廊喫茶での制作を契機に依頼や個展へと発展する。
以来、依頼者の思いや出会いに深く感謝を抱きながら制作に臨み、油彩・アクリルにポーリングアートを融合させた独自の表現を追求している。生き物を主題とし、鑑賞者に癒しと活力をもたらす「energizing art」を理念に活動している。